地方銀行本店 外構
令和4年12月納品
とある地方銀行の本店ビル建て替えの際に、外構の一部に弊社の製品が採用されました。本店ビル前のローズガーデンに擬石平板が敷かれています。
この平板は、サイズ、配合（色合い）ともに特注の製品です。
サイズは数種類を製造しましたが、最も多く製造したのが1800×450です。外構に使用される平板は300×600サイズが一般的ですが、本製品は擬石平板としては大型です。既成サイズではないため型枠の製造から行いました。大型製品を考慮して、打設・脱型がしやすいよう型枠の設計を行いました。
また配合も、既存の配合ではなく特殊配合で対応いたしました。何度も試作を重ね、色の微調整を行うことでお客様の希望する色合いをつくり出すことができました。淡いクリーム色でやわらかいイメージの仕上がりとなりました。本物件のように、既存の配合ではなく、カスタマイズした色で製品化することも可能です。同じ骨材、同じ顔料を使っても微妙な配合の違いによって、いろいろな色・風合いを出すことが可能で、まさに世界にひとつだけのモノを作り出すことができます。
表面の仕上げは、機械を使って表面に凹凸をつけるショットブラスト仕上げです。この仕上げ加工を行うことにより、色合いがよりはっきりと表れ、表面加工前とはまるで別のモノのようにきれいに仕上がります。また、この凹凸が滑り止め効果を発揮し実用面でも大きな役割を果たします。
今回の物件は、既存製品にはないサイズ・配合を採用していただくことにより、周囲とのバランスを一体的に演出できる製品として仕上がりました。
